「風の時代」についての考察
「なんだ、それ」と思って調べてみると、こう書いてありました。
2020年末に水瓶座でグレートコンジャンクションが起きるそうです。
グレートコンジャンクションとは、
およそ20年ごとに起きる木星と土星の会合の事をいうようで、
そのグレートコンジャンクションがこれから数百年は、
風のエレメントの星座でしか起こらないので「風の時代」になるんだそうです。
ところが、木星の公転周期は約12年、土星は約30年、
その最小公倍数は60年になるので、会合は60年おきにしか起こりません。
ところがこの60年という周期は同じ場所に戻ってくる周期。
違う場所での会合を見てみると、
サイトに書かれているように20年周期で会合が起こります。
そして12月から始まると言われている「風の時代」とか、「地の時代」の周期は
200年、240年、250年とサイトによって色々と書かれていますが、
20年の木星と土星の会合周期からすると、
250年では会合は起きませんので正しくありません。
そしてグレートコンジャンクションがこれから数百年は、
風のエレメントの星座でしか起こらないと書かれています。
ところが占星術では12星座しか使われていません。
この12星座は、地球から見て太陽の通り道である「黄道」の上にある星座なのですが、
13星座ある内の何故か12星座しか使われていません。
何故かへびつかい座が除かれています。
となると12星座しか使われていないホロスコープ自体に欠陥があるという事になります。
へびつかい座はさそり座といて座の間にありますので、
年間を通してその人の運勢などを見る場合は、
へびつかい座の近辺のさそり座、いて座では微妙に誤差が生じてきますが、
それ以外の星座では、離れれば離れるほど誤差はなくなりますので、
問題はあまりないでしょう。
しかし時代の変化を見る場合においては、大きな誤差が生じるので、
このみずがめ座のグレートコンジャンクションから風の時代が始まるというのは、
要するにまやかしみたいなものって事です。
おとぎ話が好きな方は信じればいいと思いますけど・・・。
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